2018年03月15日

ノーザンハイブッシュ系晩生品種「エリザベス」

接ぎ木で管理している品種「エリザベス」



エリザベス

私は食わず嫌いというかノーザンハイブッシュ系のうち、育てるなら接ぎ木のみ、増やすにしても挿し木ではなく接ぎ木しか作らないと最初から決めている品種がいくつかあります。エリザベスもそのうちの一つで暖地で自根でよく育つと言う話を聞いたことが無かったので最初から接ぎ木苗を購入しました。現在3本のエリザベスを育てていますが最初に購入した接ぎ木苗から穂木をとって2本の接ぎ木苗を作ってのオール接ぎ木栽培です。どれも順調に生育していますし樹勢には違いは感じられないのですが最初に買った接ぎ木苗と自作した接ぎ木苗で圧倒的な差を感じるところがあります。

<樹>

樹勢:当地では自根で育つのかはチャレンジしたことがないため不明です。すべて接ぎ木管理ですが台木の違いによる樹自体の成長での差は感じません。

豊産性:果実の大きさも含め我が家では収量が台木の能力に左右されます

樹形:やや開帳性の気がありますが上にも伸びるのでそれなりにはまとまります。

<果実>

大きさ:中粒~極大粒。挿し木だとどうなるのか不明ですが接ぎ木の場合は台木によって粒の大きさがかなり違います

味:酸味系なので早採り厳禁ですが完熟した場合の風味はすばらしく、ハイブッシュ系晩生品種の中では1、2を争う品質だと思います。

特徴:台木の種類による果実の品質の差が顕著

根の強さが収穫に直結する品種


エリザベスが台木の種類によって大きく結果を変えるのが果実品質収量です。
もともと購入した接ぎ木苗は樹自体はがっしりと成長したにもかかわらず結実もまばらな上に果実の大きさも中粒~大粒がほとんどでした。最初の数年はエリザベス自体がその程度の品種だと評価していました。ところが自作の接ぎ木苗が成長してきて最初の購入苗くらいの大きさになったとき全く違ったパフォーマンスをみせるようになって初めてエリザベスのポテンシャルを知りました。

私は接ぎ木を作る場合の台木は基本的にラビットアイ系最強品種のホームベルを使うのですがそれが功を奏したのだと思います。それまでエリザベスは中粒~大粒の収穫だったのが自作接ぎ木苗が戦力に加わるようになってからは大粒~極大粒の実が収穫できるようになりました。
エリザベスの評価としては並→スパルタンに匹敵するほどの特Aランクに急上昇です。

他の品種でも接ぎ木の方が挿し木より果実の大きさも収量も上というのはよく見かける現象ですが接ぎ木苗同士でここまでの差を感じた品種というのは今のところエリザベスだけです。挿し木苗は育てていないのでどの程度のものかは分かりませんが根の強さが結実に影響するのは間違いなさそうです。あくまで挿し木での成績がその品種の本当の能力ということであればそれまでですが接ぎ木で強化すると桁違いにパワーアップする品種があるのならそれもまたその品種の能力なのかなとも思います。もし自根でエリザベスを育てていてしょぼい品種だな・・と感じている方がいましたら剛健種を土台にした接ぎ木苗の作成or購入をお勧めします。

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